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2005/08/17(水)
まだゆるい
今日はちょっとやる気を出して始バスで出発。まだ休みモードならば空いてるかと思ったが客はいっぱい。道はすいすいであった。

朝の内にパソコン仕事をやっつけて、実験室に移動。昨日の続きでCRをちゃんと付けなおした。そのために必要なケーブルや圧着端子を探したがイマイチ揃いが悪かった。松尾君がノイズ対策をやってくれているが、ホワイトノイズはだいぶ良くなっていると思う。でも微妙なスパイクノイズが残っている。電源ケーブルの処理が問題と違うか?

うどん市でざるうどんセットを食べながら考えた。みんなが帰ってきたらコイル作りモードにならないかんと。必要なパーツをバーッと作って、バーッと巻きましょう。

残りのパソコン仕事を終えて帰りのバス、渋滞にはまってしまった。事故らしい。帰省で乗り慣れん車に乗ったんかなあ。動かんバスでコイルを考えていたら、ひとつだけ決める事ができた。渋滞もラッキー。


2005/08/16(火)
ゆるい
あかん気合いが入らん。今日はゆっくりいこう。

それでも昨日、阪大から送ったコンデンサーが到着していたので、CRをつないでみた。抵抗は地下の電源室に置いてある箱の中から選ばねばとごそごそ探していた。すると、シャッターに強風が当たるような音が聞こえ、続いて雨が当たるような音に変わった。にわか雨でも降ってんのかいな?と思いながら引き続きしゃがみこんで探していると、今度は膝が笑っているような感覚が襲ってきたので立ち上がると腰がふらつき、めまいが・・・。あれっ、ちゃうでこれ、地震か?でかい?と上に戻り松尾君に揺れてるやんな?と聞くと自信なさげに地震ですねとの答。とりあえず外に出よやと裏口から出たが、外は何事もなかったかのように平穏無事。当然にわか雨も降ってはいなかった。ならば震源地は?とネットを見ると宮城南部。震度6強。仙台は大丈夫?

気を取り直して、抵抗を探し出し、CRをつないだ。磁場波形はきれいになった様な気がした。もう少し抵抗を小さくするか?明日考えよう。

それより、柏のマグネットを作らんと大変な事になりそう。


2005/08/15(月)
コンデンサー
コンデンサーを取り外さねばならないのである。しかし、この取り付け方は何も考えていない。コンデンサーの足らしき部分に4カ所穴が開いており、ここをネジ止めしているのだが、タップをたてるのではなくナットで止めているのだ。そんな事をしたら外す時にナットを押さえなければならない。しかし、ナットの位置には手が届かない。

手前の一個は手が入るのですぐに外せた。その横のは手を入れるとあり得ない角度に手が曲がってしまう。右手と左手をクロスさせ、床に這いつくばって少しずつネジを回して取る事が出来た。このままでは奥の二個は不可能である。

しょうがないからバールを持ってきて横の箱を無理矢理動かし、隙間を作った。この隙間に上半身を投げ入れて、なんとか一個のネジは外す事に成功した。残りの一個はまったく死角になっているので、スパナを山勘で入れて当たりを待った。何回かやっている内にヒットした。今や!とネジを回し、最後の一個も外す事が出来た。たった4個のネジに二時間かかった。

このコンデンサー考えていたよりも重く、35kgもあった。25kg以上は宅急便ではなくヤマト便になる。こいつを荷造りして、内コイル二個を一箱にまとめ、さらに外コイルと電極の材料も一箱に詰めて、合計3箱を集荷場に運んだ。お代は4,550円なり。どんどん貧乏になってしまう。

今回は、久しぶりの阪大でのコイルワークだったのであるが、今後の進め方が分かってきた感じがした。もうちょっとやな。


2005/08/12(金)
コイルワーク
昨日巻いたX-3を真空含浸する。同時に二個の真空引きをするので手間がかかる。午前中にポンプにつなぎ終えられたので昼飯を食い、引けるのを待つ間に急冷マグネットの内コイルの仕上げをした。

夏のせいかスタイキャストが固まりやすい。ザイロンを巻き付けるのに小一時間かかるため結構いい勝負になる。最後はぎりぎりセーフという感じで間に合った。コイル作りは夏に限るが、この作業だけは夏場は避けたいところである。

内コイルの仕事は終わったものの、真空はもう少しかかりそうである。引けない時は、漏れがある場合もあるので何度もチェックするが、漏れはなさそうで、こんな時はただ待つのみである。さっきのザイロンはもう固まっていそうなので、先に心棒を抜いた。これで内コイルは完成なので、とりあえず柏に送る事とした。柏で使っていたコイルが原因不明で不調になり、復旧できていないためである。

X-3はさらに二時間ほど待ってようやく真空引きが終わり、スタイキャストを注入して圧力容器に入れた。

その後、実験室でコンデンサーを見つけた。柏の電源にCRを入れるためのコンデンサーを探していたのであるが手頃なのが見つからず、古い電源の中まで開けて探していたのである。外そうと作業を始めたものの、どう考えてもあとから外す事が不可能な付け方をされているし、横で実験中であったので月曜日に作業する事にして今日は撤収。


2005/08/11(木)
阪大へ行こう
というわけで概算要求の仕事が一息ついたので、この瞬間に阪大でマグネットの仕事をすることにした。

昼過ぎからSPring-8用マグネットX-3の外コイルを巻いた。名前から分かるようにこれは第3号機である。1号機は、とにかく巻いただけ。2号機は磁場中心付近でコイル密度が減少しないように工夫して磁場が出るようにしたが、ギャップを支えるスペーサーがSUSなので変形してしまった。さらに、現地の電源では保護回路でのロスが効き、40テスラに届かなかった。もちろん、阪大での磁場テストでは41テスラまで行っていたのでちょっと残念であった。そこで3号機ではスペーサーをマレージング鋼で作り、コイル長を減らす事で現地でも40テスラを使えるようにすることを目的とした。

ただ、年内にも現地の電源が500kJに増強されるので、今のショートパルス的マグネットはやめてロングパルスタイプに移行するのでX-3が完成してもすぐにX-4を始めないといけない。X-4では急冷ロングパルス50テスラを実現可能なので、放射光の実験が一挙に強磁場の最前線に現れる事になり、すごく重要な役割を担う事になる。乞うご期待や。


2005/08/10(水)
もうひと踏ん張り
寝不足である。まずはこいつを解消しておこうと思い遅くまで寝た。バスで行くなら8時前まで寝られるのでかなり楽だ。家を8時20分に出てバス停に向かった。近づいてもまだバスが来ていない様だ、ラッキー。列の最後尾に並んで待てどもやはりバスは来ない。すると、渋滞で遅れておりまだ30〜40分はかかるであろうとアナウンスがあった。時間的には微妙だが、ただ待ってるのはつらいので電車に変更した。この時間帯の電車は初めてだがガラガラ。バスも座れて結構この時間も良いかも。柏の葉公園で高速バスとすれ違ったから、向こうの方が早かった様ではある。

昨日の続きである。こいつを仕上げないと、どもならん。朝から何回か往復して仕上げていく。平行してレフリーの仕事とeditorの仕事と科研費の班員への連絡などをやっつけて少しずつ肩の荷が下りていく感じ。とりあえず、これで何とかしてもらえる事になり無罪放免。明日から阪大に移動して仕事が出来そう。今日も最終バスぎりぎりに片づけて、がんセンターに行ったら他に待っている人がいない。乗り損ねたか?と不安になりながら待っているとちゃんとバスは来た。が、待っている人がいないだけでなく、乗っている人もいなかった。すなわち貸し切り状態。運転手に、じゃあ直接東京駅に行ってと頼んだがそれはあっさり断られ、路線を走りますと言われた。残念。

気分がハイなのか、気分転換のためか、昨日から家の東側を散策している。西側の八重洲付近は10時を過ぎると良い店が無くなる。怪しげな店(そっちの方が良い店やという人もいるだろうが)はいっぱい開いているが、これはうれしくない。それに対し、東側はちょこっと晩飯を食べるのに良い店がありそうか?と思い歩いてみた。確かに緊張せずに入れそうな店がいくつかあり、狙い通りだったのだが、最大の収穫はMYCAL系の「ポロロッカ」という24hのスーパーがあったことである。なんかやる気が出てきた。

で、スーパーで晩飯を買い込み、軽く食べてこれを書いてから寝るかと思っていたら携帯が鳴った。こんな夜中に?と出たら小林達生であった。聞きたい事があったからかけてきたらしいが、なんかええんちゃう?

どうでもいい事ではあるが、今年は世界物理年ということでアインシュタインの映像がよく出る。あのボサボサの頭を見て、「あっ分かった、物理学者はみんなこれに憧れているんやね!やから堀さんもあんな頭で・・・」って、それは違うやろ。憧れている部分はあるけどね。


2005/08/09(火)
やっぱり!そうよね〜
渡辺さんに渡されていた概算要求の宿題をやっとこさ終えて、昨日メールで送り、やれやれこれで少しは息が継げると思い、今日は昨日のトラブルの原因解明と三田村さんのマグネットと外部評価の資料作成とをやるつもりであった。その前に、メールで来ていた仕事をやっつけてからとデスクワークをしていたところへ所長からの電話がかかってきた。

概算要求の仕事が本格化している。8月が大変な時期であることは阪大での経験からも知っている。オレがここにいる意味は、まさにこの概算要求をやっつける事であると覚悟してきているので、何も驚きはしないし、大変な思いもしていない。自分のやるべき事の意味が分かり目的を知っているならば人が思うよりもしんどい仕事ではない。同じ目的を達成しようと考えてもらえる人たちが周りにいるのも気持ちよくやれる要因である。

そんな8月ではあるが、11、12日は事務もお休みなので、オレも阪大に行ってマグネットの仕事に専念するかと考えていたが、ちょっと難しいかも。やっぱりね〜。


2005/08/08(月)
今度はなんや?
小埜君の実験である。まだまだ電源の動きが不安定なので、条件出しをしながらの実験である。昼過ぎに様子を見に行ってもまだ始められない様なのでデスクワークに戻り、いろいろと片づける事が出来た。

夕方、コーヒーを飲みに大部屋に行ったが、まだ実験は始まらないらしいと言うのを聞き、もう今日は無しか?と思った矢先に呼び出しの電話が鳴った。

例によって小さい磁場からこつこつ上げていき、すべて磁場は調子がよい。9kVも成功した。あとは9.5kVで終了のはずであったが、またまた最後の一発でトラブル発生。本当のところは明日にならないと分からないが、電極下部で放電したようである。この付け方は良くないのは分かっていたが、昔、関谷君が組んでおいてくれていたので、そのまま使ってしまったのが悪かった。明日分解してマグネットが大丈夫であれば電極を作り直そう。


2005/08/05(金)
新コイル立ち上げ
昨日巻いたコイルの真空含浸から始める。真空ポンプにつないだところで昼前だったので、昨日の残り物で再び炒飯を作る。家から持ってきた焼き豚とタマネギと青ネギを切って、じゃかじゃか炒める。うーん、やっぱりおいしい。

おなかいっぱいになったところで、コイルの立ち上げである。先日の事故のような事を防ぐためにコイルの構造を皆に知っておいてもらうべきということで、コイルを組む時から皆に見てもらう。

組み上げて、電極を半田付けして固定して。ナットを締め直して終了。実験室まで運んでいき、ケーブル端を調整してつなぎ込み、コイル架台に乗せて仕上がり。あとは月曜日に磁場出しを川内君に任せた。

その後、真空引きが出来ていたのでスタイキャストを含浸して圧力容器に放り込み、加圧して今日の仕事は終了。


2005/08/04(木)
D論審査&BBQ
D論審査は午後なので午前中は内コイルのコイル巻き。終了後すぐにBBQのための材料の買い出し。午後はD論審査。終了後すぐにBBQの準備。といってもオレの担当は炒飯&そばめしなのでご飯炊いて、材料を切ってなどである。それも中川君と千田さんが手伝ってくれたので楽々間に合った。

本番では2升のご飯が炒飯&そばめしに変身した。我ながら今年は味が良かったと思った。中華鍋を振りすぎて左手がくたくたである。ちょうど焼き豚、ねぎが切れたのでそこで終了。


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shiromuku(hu1)DIARY version 3.10