2008/01/09(水)
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クルバチンスキー氏来る
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というわけで朝から本郷でD論審査。朝10時ちょうどに入ったつもりが、オレが入るのを待って始まった感じであったし、部屋の時計は5分過ぎていたので、いかん、とちってもうたと思ったのだが正しい時計はまだ10:01やった。びびったがな。終わりは予定通りに正午前。最近はD論言うてもこんな感じやが、昔は結構面白かった。昼イチから始まってエンドレス、だいたい3時には途中休憩でお茶とケーキが出る。ケーキは当然、審査される側が用意して、美味しくなかったら大変な事になるかもと思うと下手なケーキは買われへんし、そらえらい事ですわ。審査も気分が乗ってきたら夜まで続くし、終わったら飲みに行くぞと意気込んでいた研究室の院生も一人減り二人減りして、もう今日は無しかと思った頃にぼろぼろになった先輩が帰ってくるなんてシーンがあちこちで見られた物である。それでもまだ合格が出たらええ方で、それでダメ出しされるのも見た事がある。噂では仙台の方ではもっと凄い事もあったと聞くが定かではない。まあどっちにしてもイマドキではない古きよき時代のお話である。
まあ、おかげでその後の約束もしやすいわけで、工学部にクルバチンスキー氏を迎えに行った。柏に行く前にちょっと用事を済ませたかったので、一緒に御茶ノ水まで歩きながら色々と話をしてたら、モスクワ大ではD論審査の審査員は21人いて最後は投票で決めるらしい。もし不合格なら再提出は認めへんちゅうことでなかなか厳しい。その後、途中で昼飯も食べて用事も済ませて次に秋葉原に向かって歩いていると旧交通博物館の前で立ち止まり、「ここに蒸気機関車があったはずだが?」と訊いてくる。良く知ってるわこの親父。オレがおらんでも一人で来れたんとちゃうん?と思ったが、さすがにTXは初めてやったらしい。乗り方も降りる駅もキャンパスに行くバスも教えたので次からは一人で来る気満々やった。でも共同研究はもうちょっと後からやからね。
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