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Log4

2005/06/08(水)
わが愛しのクラリス
クラリスといえば「羊たちの沈黙」やな。でもここのクラリスはまた別のお話。

最近は、作る書類の数が多すぎて何がどこにあるか分からなくなってくる。もちろんコンピューターの中での事である。最悪なのが手直ししてセーブし直すと翌日にはどちらが修正後か分からなくなって結局修正前の物を印刷して見せてしまう様なパターン。なので、ファイル名の頭に日付を入れる様にした。今日なら「050608概算要求」てな具合である。昨日なら567の並びやったのに残念。

で、研究会の準備ができていない。昔はOHPだったので「必殺使い回し攻撃」が可能であった。最近はさすがのオレもコンピューター化され発表原稿をpdfにして持って行く。OS-Xはpdfを作るのが楽なのでpdfである。これが、古くから使っているコンピューターで作っているなら問題ないのだが、オレの場合、阪大時代のデータがG4のOS9で残っており、さらにここで最初使い始めたのが後藤先生の置いていきはったG3のOS9で、ここにデータをだいぶ移した。しばらくして買ったパワーブックをちょっとの間使い、OSXって意外と使えるやんとなり、今のG5になっているから基本的にデータが点在している。さらに、クラリスドローを長年愛用していたので、それをOSXではいじれない。いじれないばかりではなくて、使うためにはとPICT形式でpptに貼り付けたならばWindowsでは読めないと言われたりで、もうふんだりけったりなのである。

多くの書類を作る内に、どの形式でやれば間違いがないか今では大体分かるようになってきたが、不満はクラリスドローがOSXでは使えない事である。結構軽くて便利なのに、なんで、なんでないの?マックさん。G3で昔のファイルをいじって、PICTでセーブして、USBでG5に持ってきてAdobeで開いてpngでセーブし直して、PPTに貼り付けてその上に落書きをするてな具合である。あーめんどい。


2005/06/07(火)
大渋滞
昨晩、夜中の1時過ぎ、嶽山さんがやって来て、「あーお腹すいた。金ちゃん晩ご飯食べた?」って普通食べてるやろ、この時間なら。で、思い出したのが、伊達研時代。夜中になると院生が車で出かける。どこに行くのか一度乗せてもらったら中環経由で新御堂に乗りどんどん南下、御堂筋も下って道頓堀近くまで。着いたのがラーメン屋の「金龍」。あのハリソンフォードもお気に入りの店である。キムチ乗せ放題らしいが、みんな乗せ過ぎや。オレは辛いのは苦手なのでちょこっと乗せてみる。うん、おいしい。しかし、ここまで来るほどか?ちなみに、夜中といえども阪大からなんばまでは時間がかかる。このエネルギーが良い研究を生む?かどうか分からないが、院生達は楽しそうに毎夜毎夜出かけていった。

さて、柏ではそんな生活とは遠く離れて、今日もデスクワークで一日が終わった。こんな生活ではそうそう面白いこともなく、早めに帰ってたまった洗濯物を片づけないかんと思い、ラス前のバスに乗る。このバスなら、大丸で買い物ができるので、明日用のパンをポールボキューズで買い、安売りの弁当を買って帰るというのがいつものパターンである。今日の運転手さんは飛ばし気味。これなら早めに着くかなと思っていたら、八潮あたりでピタッと止まってしまった。前を見ると見たこともないような大渋滞。これは寝るしかないか、と一眠りしてもまだ渋滞の中。このバスならのぞみで大阪に帰る人も間に合うんやなあといつも思っていたけど、こんな渋滞にはまることもあるんやから時間ぎりぎりでバスはこわいな。ようやく加平をすぎたら急に動き出した。結局、東京着9:20。大丸も閉まっているし、洗濯物を干すためのハンガーを300円均一ショップで買おうと思っていたのにそれさえも買えず、とほほで帰宅。でも洗濯は完了。洗濯機にあふれんばかりの量であった。こまめに洗濯しよう。


2005/06/06(月)
あと一週間
来週、いろんなヤマ場がやって来る。盆と正月がいっぺんに来たみたいという感じ。今週はがんばって準備するしかないと観念して来てみたら、QSS04の論文もわんさかと戻ってきていた。皆さんの頭には5月いっぱいが締め切りと記憶されていたようで、この週末に送ってくれた人が多かったのだろう。だいぶコンパイルの手つきも怪しくなくなってきたので、時間もかからず処理できた。

QSSのメールにまざって、先週の伊達研と天谷研の乱闘事件に反応してくれた天谷研のOBのTさん(匿名希望)からのメールがあった。乱闘の発端を教えてくれたので、そのシーンが頭に蘇った。ちょっと酸っぱい懐かしい感じであった。でも大学でソフトしててケンカするとはアホですな。

そういえば、足が痛い。先週よりも痛い。年取ると時間をおいて出ると言うが、こんな事にならんように週一回くらいはソフトの練習をしようぜ沢井君。


2005/06/04(土)
三田村マグネット
今日は阪大で三田村マグネットの外コイルの仕上げ。

このコイル、電源のエネルギーが小さいから銅線で巻いた。先週の内に圧力含浸まで終わっており、谷口さんにコイルをある程度まで削っておいてもらったので、仕上げの旋盤をした。

コイルの外形は補強リングの内径よりも大きくしておく。内径用のノギスというものがあるので、内径は正確に測れる。コイルの外形はリングの内径÷0.9977の値となるように削る。そのままでは入らないから、コイルを液体窒素で冷やして縮めて入れる。プレスで押し込む。今の場合、内径が111.0φだったので、111.24φとした。バッチシであった。

外コイル完了。


2005/06/03(金)
マグネット立ち上げ成功
昨晩は柏泊。

朝5時半に目が覚めたが、ちょっと早すぎると寝直し、次起きたら7時であった。シャワー室へ行き、リフレッシュ。昨日の続きで「アクティビティレポート」を書く。9時頃に菅君からの電話。みんな準備OKで実験棟で待ってるとのこと。ちょうどワープロが停滞してたので、実験室へ移動。さあ、いよいよ磁場を出す瞬間がやって来た。

まあとにかくやってみないと、データの取り込みもうまくいくか分からないわけで、最初の数発に時間がかかる。1時半から事務の人と打ち合わせやのに、こんなんで終わるか?と心配しつつ500Vの充放電からスタートした。大道さんのピックアップを借りたのでコイル定数を聞いてきて計算したら40テスラ以上出てる!って、そんな事があるわけがない。そもそもこの定数は何やねん?と訊くと断面積と巻き数の積らしい。あーなるほど、出てくる電圧は磁束の時間微分やから、それを時間積分して、定数で割ってやったら磁束密度すなわち磁場の値になるわけや!ほな、その積分にワード当たりの時間をかけないかんやん。えっ何?もうかけてるって、ほなそれで割って40テスラか。うーん。あっ分かった、その縦軸は4000ワードが1Vやから4000で割らないかんはずや。えっ何?そしたら小さすぎるやろって?確かにそうやな。あっ分かった、その積分は8ビットでデジタイズしてるからそれに256をかけないかんやん。えっ、そしたら2.5テスラ?おう、それくらい、それくらい。ええとこや。という調子。

この他にもロゴスキーの電圧が出んとか二日酔いでしんどいとかいろいろありながらも、順調に磁場は伸びていった。しかし、予想外なのが電源に使われている保護回路によるロスで、結局600kJでは50テスラに届かなかった。いろいろと計算してみると電源のエネルギーを全部使って900kJを投入しても知れてるということになり、実行。約55テスラの発生という結果に終わった。55テスラならばまあ我慢しとこか。パルス幅は35ミリ秒、待ち時間は25分となった。来週からは、こいつを使った実践編である。

また一歩「世界一」に近づいた。


2005/06/02(木)
祝!優勝
今日はソフトしかない。朝、7時過ぎに来ていろいろと雑用を片づけ、9時からグランドへ。第一試合は9:30開始である。

くもり空ではあったが、まだ雨は降っていなかった。
朝イチでは体が動きにくいと思っていたが、やってみると意外にいけた。意外にいけたどころか、あとは落ちる一方である事をこの時は当然知らない。試合相手は朝イチということもあってベストメンバーが組めなかったのだろう。19対1で楽勝であった。

第二試合は13:30からで、相手は中性子。雨がパラパラ降り出す。山室さんが相手のメンバーにいるので、阪大理学部のソフトボール大会みたい。あの頃は理学部専用ソフトグラウンドがあって、伊達研はほぼ毎日練習してた。ある時、天谷研が反対側でやってたのだが、外野と外野がぶつかったか何かで、乱闘騒ぎを起こした事があった。天谷研の一部ではこの時の犯人がオレであったと誤って伝えられているらしいが、決してオレではない。でも、ソフトとなるとムキになるのは阪大の伝統である。

さてこの試合、ヒーローはなんてったって沢井君。ある程度の経験を買ってレフトを守ったのだが、致命的なエラーを百回くらいやった。それもあって、流れがむちゃくちゃ悪い。こちらの好打は正面をつき、むこうのぼてぼてはヒットになるという具合に。それでもリードされている試合を最終回の表に追いつき、さあ逆転と思った左中間の打球も好捕され、やはり流れが来ない。同点のまま裏の攻撃ではサヨナラ負けも覚悟したが、ここで救ってくれたのがライトの塩谷くんとキャッチャーの今村君。二人の好プレーの連発で、なんと引き分けのまま終了、じゃんけん戦に持ち込まれた。ここはしゃあない、責任取って沢井君いっとこ、となり、彼はなんとか金道研放出の危機を逃れた。

その一時間後くらい、いよいよ今井さんが警戒していた相手の理論チームとの対戦が第3試合。試合開始と同時に、これはいかんと悟った。ピッチャーの球が速すぎで、ぜんぜん打てる気配なし。実際、ほとんど打てなかったが、なぜかある回だけ集中打が出た。と、同時にオレの足にも異状が出た。ランナーでホームに帰ってくる時にストップ・ゴーをしたため、足がつったのだ。これで次の回投げられるのか?とにかく足に負担をかけずに投げる事を心がけたら、コントロールが良くなり、それほど連打をされなくなった。けがの功名である。しかし、左足をかばっていると右足も怪しくなり、最後は脇腹まできた。が、逆転されることなく試合は終了した。いよいよ決勝戦。たぶん強敵相手に勝ったため、ここで燃え尽きていたかも。

対戦相手はなんと初戦のチームであった。敗者復活で決勝にきたのである。ところがメンバーは大幅に替わっており、守備も堅い。今井さんも流れを変えるために出場してくれたが、結局、最終回の裏の攻撃を残して5点差をつけられていた。しかし、ここからがミラクルであった。流れは変わっていたのだった。フォアボールやヒットで2点差まで詰め寄り、ランナー二人をおいて大道さん。「ここでホームランやったらサヨナラや」との味方のプレッシャーをパワーに替えて、期待通りに終わらせてくれた。やったー優勝や!

物性研に来てした最初の仕事が、ソフトの優勝とはなかなか象徴的で良かったなあ。もっと練習して、連覇を目指そう。

これで、一日分の体力は使い切り、足も痛いし、ゆっくりしておきたいところだったが、今日はこれでは終わらなかった。

ビアパーティーの出し物で、腕相撲大会があり、極限チームは、松尾君、上床先生、そしてオレの三人となった。戦うのもこの順番。これには理由があって、松尾、上床で連勝すれば、オレに責任は回ってこない。一、二回戦は作戦が当たった。それでも、大将戦もやれというのでやってはいたが、やるとなると力が入ってしまうもので、末元先生との対戦で、ついに頭が痛くなった。そらあ、ビール飲んで力入れて頭を振ったら痛なるで。でも頭を振ったら普段の二倍の力が出るので、みんな振ってみようね。頭を振っても西さんには勝てなかったけど。あの強さはおとーちゃんの強さやなあ。この時の対戦で、テーブルをつかむ左手に力が入りすぎて、左肩が痛くなる。

腕相撲も決勝まで残った。でも、ナノスケールに負けた。この時も前の二人がともに負けたので、責任ある場面は回ってこなかったのだが、大谷さんとやって勝てたので、すっきりとした気分で終わる事が出来た。

本日の勝ち負け:6勝1敗
本日の負傷箇所:両足、右脇腹、左肩、両手の小指、頭痛。以上。


2005/06/01(水)
いよいよ明日
ソフトボール大会が明日に迫ってきた。今日の練習ではだいぶ飛距離も戻ってきた。問題は天気か。なるべく最後まで試合をしたいものだ。

お仕事は、まあまあ進んでいる。これだけ時間をかけていたら、ある程度進んで当然だが。三菱電機からの見積待ちで進まない部分もあり、すっきりしない。

すっきりしたのはマグネット。ようやく架台に載って、いつでもOKよ状態。さあ、柏での一発目をぶっぱなそう。

でも、とりあえず明日はソフトデー。


2005/05/31(火)
ちょっと復活
寝不足かも知れんと思い、ゆっくり寝た。

出てきてコンピューターに向かっているとやはり調子悪い。昼飯後、いよいよ明後日に迫ってきたソフトボールの練習をした。これで復活。分かった、原因はデスクワークやな。おかげでエンジンがかかって、マグネットはほぼ完成。あとは架台に乗っけてケーブルをつなげばテストは出来そう。

残念な事に、練習中に鳴海君が右手の小指を骨折した。松尾君の打球を取り損ねたのだ。去年はオレの打球で左手の小指をやってしもうたし、ちょっと申し訳ない。

オレの方は調子が戻ってきたので今晩は泊まりで資料を作る事にした。

世間でよく言われているように、ハード(ワーク)も大事やけどソフト(ボール)も大切やね。


2005/05/30(月)
ちょっと倒れとく
今日はしんどかった。
やらないかん事はいっぱいあったけど、デスクワークしても進まんし、なんか心臓がドキドキするしで、昼からはマグネットの仕上げに取りかかった。

でもやっぱりダメ。ぜんぜん集中力がないし、やってて楽しくない。これはおかしい。それでも、電極棒は完成してコイルとの接続と固定を残すだけになったので、ゴールは見えた感じ。

ドキドキも止まらないので、はよ帰って寝る事にした。しかし、このドキドキは何やろ?良くない事が起きるのを予知してるのか?絶世の美女でも見たか?


2005/05/28(土)
そう簡単には終われません
昼過ぎには仕上がると思ってた今日の作業、夕方までかかるとは意外であった。

朝、センターに着いたら川内君が「真空引けてます。」と言うので、そりゃあ昨日あれだけアラルダイトを塗ったんだからと答えつつ新館へ移動。念のためとガイスラーを点けると、色が微妙。「これ、引けてないで。」とエタノールをかける。案の定、色が変わる。「でも、もう塗るとこないし」といった状態ではあるが、見えている範囲に塗りたくり、少し時間をおいてチェックしてもダメ。もう一度塗り直し、待ってる間に昼飯を済まし、もう一度見てもやはりあかん。これはもう分からんと、支持用に付けてたパイプも取り去り、本格的に塗り込む。出ガスのせいですぐには変わらないものの、ガイスラーの色が何となく良い。あとは時間の問題と思うけれど、もう少し待とう。

新館に入ったり出たりしていると、隣の低温センターで工事をしている。ちょうど出たときに聞き慣れた声が。工事している部屋をのぞくとSプラントの社長であった。とりあえず、ご無沙汰していますと挨拶をした。また工作をお願いしたいこともあるので、覚えていてもらえて良かった。

センターで、コーヒーを飲んだり捜し物をしたりしてから下りていくとようやくガイスラーに蛍光が出た。あとは、スタイキャストを作り脱気してコイルに入れ、圧力容器に沈めた。余ったスタイキャストで阪大用マグネットの内と外のコイルを固定する。M1の山本君が一連の作業を修行中。いまのところ反応は悪くない。頑張ってくれ。

昼過ぎには終わる予定が、夕方まで。結局AVANTIを聴きながら帰宅。


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