2006/10/19(木)
|
ピンチ!物性研
|
ピンチである。ヘリウムの液化機が調子悪い。10月になってからは外部購入で凌いでいたのだが、凌げる内はまだ良かった。来週以降は凌ぐ事さえ出来ないようだ。しばらくはアメリカから入ってこないらしい。
「ヘリウムの一滴は血の一滴」とはよく言った物で、まさに実験家にとっては死活問題である。今の物性研は、頭は生きている(理論は生きている)が体が死んでいるような状態である。まあコイル作りはヘリウム無しでもやれるんで、しばらくは肉体を鍛えるとしよう。しかし、共同利用をどうするかなあ。
そんなわけで、コイル作りは順調で、本日の川口さんの作品がこれ。ちょっと分かりにくいが、X−5の中間リングである。いっぱい空いている穴が液チ(液体窒素の事を専門家はこう呼ぶ)の通り道である。これ、裏返すととんでもない工作である事が分かるのだが、鳴海君の無茶な注文も川口さんにかかるとこの通り。川口さんのスペシャルな工作物も増えてきたので、ホームページの一画に展示スペースを設けようと思っている。問題はタイトルやな。「今日の川口商店」とか「物性研第二工作室」とか?
|
|
|