2005/05/27(金)
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手を洗おう
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昨日の宣言通り、今日は阪大で三田村コイル。朝から外コイルを巻く。ただ作るのはプライドが許さず。前よりも工夫をしないとね。で、銅銀線の代わりに銅線で巻くことにした。インピーダンスと発熱を抑えるためだ。ロングパルスにはこういうことが必要となるはずだ。巻くのは昼くらいで終わり、内コイル(これは阪大用)の芯抜きまでやる。
遅い昼飯に行こうと歩いていたら杉山さんと出会う。研究会の事、測定に乗る振動のこと、ベトナムのことを話し別れる。
昼飯から帰ってきたら、堀先生が来てた。(懐かしい)堀節をえんえん聞かされる。(まあたまにはええか)出したい郵便があったのでポストに行き、ついでにコイルを見に行ったら、スタイキャストはだいたい固まっていた。だから夏は好き。ガラス繊維を巻いて、ゴムスカートに入れて真空ポンプにつなぐ。エタノールをかけて真空チェックするも、穴は見つからない。しばらく放っておくことに。
夜にわずかな漏れを発見できたので、アラルダイトで塞ぐ。あとは明日に含浸したら一段落。
こういった作業では手にいろんなモノが付着する。油、グリース、エポキシ樹脂、ガラス繊維、金属のきりこ、醤油、ソース、ご飯粒、ネコの毛などなど。石けんで手を洗うのが好きなのだが、グリースが付いていると泡が出ない。そんな時に使うお気に入りのアイテムがあるのだが、今日は手洗いの話。こういった仕事をするようになったおかげで、しょっちゅう手を洗うようになり、風邪をひかなくなった。これは、たとえば、つり革とかを持ってばい菌を付けたままの手で一日を過ごし、そのうち目をこすって風邪をもらうような事が起こらなくなったからだろうと思っている。いったん、手洗いが風邪予防に有効と思いこむと今度は手を洗えない事が恐怖になる。家に帰ったらまず手洗いなのである。子供の頃は絶対にしなかったのに、自分で考えるとやるようになるもんである。物理学者とはそんな生き物である。
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