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2006/04/08(土)
ドライソケット
朝イチで阪大。70T-ESRマグネットのテストを始める。だいたい軌道に乗ったところで、オレは歯医者に行った。

親知らずの抜歯跡を診てもらった。「あー、これはドライソケットですね。普通は、歯を抜いて出来た穴には血が溜まり、そこが肉になり最後は骨になるんですが、それが遅いみたいですね。まだ骨が見えてます。こういうのは何百人かに一人いてドライソケットと言います。」と言うことらしい。まあ?んで痛いなら反対側の歯を使って、時間をかけて骨になるのを待つしか無いらしい。というわけで薬をもらって飲んだら、口のあちこちがはれぼったい感じで痛かったのが退いた。薬って効くんや!

午後から阪大に戻って、磁場を上げていき最大磁場を出して無事終了。のはずが、どうも磁場が小さい。いろいろチェックして出たのがピックアップコイルの定数が間違っているのではないかという結論。ピックアップコイルの最高責任者である山本君に電話してもつながらない。まあ、今朝までSPring-8で実験やったから仕方がないが。最後は、秘蔵のマイピックアップコイルを持ち出して確かめたら磁場はちゃんと出ている。やはり、定数がおかしかったようだ。67Tくらいで実験できそうである事が分かり、やっと無事終了。


2006/04/07(金)
新「うどん市」の謎
今週はもう一本巻くつもりだったコイルが思いがけない理由で来週まで持ち越しとなり、作業は午前中で強制終了。さて昼飯というタイミングで沢井君が「今日、うどん市の前に花輪が飾ってましたよ。」と言う。それは行かねば。

おお、確かに店がきれいになっている・・・が、なんか前と同じ間取りで建ってないか?せっかく建て直すんやったら広くするとか何かあるやろう。でも、オープン記念特価とか記念メニューとか・・・も無いか。これはどこに建て替える必要があったんやろう。不思議やなあ。

不思議と言えば、この辺の店には謎が多い。もうちょっと西にある二軒のパン屋。ともに定休日が木曜日。なぜ?片方が休みやったら稼ぎ時やん。商売する気が無いとしか思えない。きっと地主さんが税金対策でやってるに違いない。

昼から科研費の交付申請書を書き始めたが、未完成。三菱の山根さん、佐藤さんが来られたのでずっと打ち合わせ。明日は阪大でいよいよ70T-ESRマグネットの磁場テスト。


2006/04/06(木)
今週のマグネット

なぜかこの4月からオレは図書委員長である。第一回図書委員会を開催せんといかんので昨日、委員に都合を訊いた。驚いた事に全員から昨日の内に返信があった。さすがやなあ、物性研の先生はえらいわ。おかげで開催日を決める事が出来て、朝イチで通知のメールを流した。しかし、いいのかこんなオレで?

とにかくお仕事を終えて、コイル作り。昨日ザイロンを巻き終わったコイルの芯抜きと、昨日巻き終わったコイルを新型フィン付きパイプに入れた。新型はまだ完成ではないがもう一個はこれでおしまい。外コイルと組み合わせたのがこの写真(右)。左は旧型、スローなやつである。違いが分かるかな?


2006/04/05(水)
今日は雨
朝起きたらいきなり頭が痛い。最近の頭痛のパターンでは夕方くらいから段々痛み出すのが多いので、今日のはちょっと感じが違う。まだオレがサルやった頃は頭痛なんか無かったのに、ちょっと人間に近づいたせいかちょくちょく起きる。

それでもやらないかん事はやらないかんのでと、無理矢理働いているとだいぶ楽になってきた。内コイルの一本はザイロンまで巻き終わったし、もう一本は含浸容器の中に入れた。帰る頃には雨も上がったし、最後は阪神も勝ったのでもう大丈夫かな。


2006/04/04(火)
オレを支えるすごいやつ

キャンパス駅から歩くならばと買ったのがこの靴。ミズノのウォーキングシューズだ。CMの松岡修三はやかましいけど、すぐれものである。ためしに秋葉原から家まで歩いてみた。全然疲れない。むしろもっと元気になった気もする。

今日は、内コイルの外側を2本巻き、スローなロングパルスの冷やしバメもした。これは菅君と沢井君が「スローなコイルにしてくれ」と言ったから立ち上げる事にした物で、何年か寝かせていた物である。それにしても今日はよく働いた。


2006/04/04(火)
キャンパス駅から歩く

天気の良い朝はなるべくキャンパス駅から歩く事にしている。今朝は一本遅い電車だったので少し迷ったが、結局歩く事にした。歩いて良かった。千葉大キャンパスでは柏西高の桜(上)が、道路に出ても柏の葉公園の桜(下)がきれいに咲いていた。昨日の風にも負けてなかったんや。


2006/04/03(月)
東野圭吾熱?

正月に読んだ「容疑者Xの献身」が面白かったので、他の著作も読んでみようと思い始めた時、「容疑者X」が直木賞を受賞した。おかげで書店には東野圭吾コーナーが設置され、読みたい本が容易に入手可能となった。

そして通勤がTXとなったため読書環境が良くなり、家とキャンパスの往復だけで何冊も読了していった。さらに、3月は移動の連続であったのでその車中での読書が加速していき、今日までの約3ヶ月間での読了数は24冊となった。これでも全著作の半分くらいしか達していないが、現段階でのおすすめ作品を紹介しよう。

「パラレルワールド・ラブストーリー」
東野圭吾氏はミステリー作家、推理小説作家と呼ばれてはいるが、オレにはラブストーリー作品が一番気持ちいい。「容疑者X」も結局はラブストーリーではないかと思うのだが、「パラレルワールド」はもっと純粋である。その形式がちょいSF的で感情移入しにくいかも知れないが、そのハードルさえ越えられれば、読了後にエエ感じになれる。

「どちらかが彼女を殺した」
こちらは完璧な推理小説である。ふつうの推理小説は読み進めていく内に犯人が分かり、謎解きもしてくれるのだが、これは犯人当て、謎解きを読者にさせる作品であるため、読了後にすごいもやもやが残る。当然、自分で推理するためにもう一度読み返さないといけない。何度も読んでみたい小説というのはあるが、何度も読み返さないと気持ち悪い小説というのは初めてである。すごく真剣に読めるので○。

「レイクサイド」「ゲームの名は誘拐」
この二冊は、最近の作品だから共通した印象を受ける。それは映像が頭に浮かびながら読んでいける点である。この両作品ともに映画化されているのもうなずける。そう言えば、「ゲーム」の方は仲間由紀恵が出演していた予告を映画館で見たような気がしたので、浮かぶ場面の主人公も仲間由紀恵で話が進んでいったが、「レイクサイド」は先入観無しに主人公の顔が映像化されたのでやはり作品の力であろう。読みやすさ抜群の代表作品である。

さて残りの作品についてのレポートはこのペースで行くと7月頃であろうか?読みたい本があれば移動も楽しい物である。


2006/04/01(土)
新年度に向けて

「じゃあ抜いてしまいましょう!」
「はあ、ほなお願いします。」
ってな感じで予約もせず飛び込んだ歯医者でオレの親知らずは抜かれていった。

そもそも、一ヶ月前くらいから耳の奥が痛む日が続き、ひどい時は頭がガンガンするので鬱陶しい顔になり、疲れてるんだねーと同情される事もしばしばであった。うすうすは虫歯やろうなーと感じてはいたが、虫歯となると冷静な判断が下せないのが人の常で、そのうち治るそのうち治ると念じ続けてきた。しかし、ついに先週末痛みで目が覚めて寝られない事態となり観念して歯医者に行く決心がついた。

しかし、オレの場合どこの歯医者に行けば良いか?が問題であった。多分、4つの可能性が考えられる。
1)柏キャンパスの近くで探す
2)東京の自宅周辺
3)歯医者の友達
4)阪大の時に通っていた歯医者
頻繁に通うなら1)か2)であろうが、当たりはずれがあって恐ろしい。また、きれいなお姉さんがいるような歯医者は避けたい。3)も友達だからこそ恐ろしいという部分があるので、やはり4)が確実かと電話をして、今から行っても良いか?と訊いて30分後には上の展開となっていたのである。話が早くて良いのだが、こちらは心の準備が出来ていないのでちょっとビビリが入っていた。

さらに30分後にはバキッという音とともにオレの口の奥には大きな穴が開いていた。歯を抜く痛みは無かったが、あごがはずれるかと思うくらい力を入れられてだるかった。おかげで今は頭痛は無くなったが、抗生物質のせいかお腹が緩い。

抜歯後、阪大の極限センター(写真上)に戻り木村君の「70T-ESR用マグネット」を組み上げた。新年度最初の仕事がこれ(写真下)。ちなみに、極限センターは、名前が変わり、「極限量子科学研究センター」になっている。

ついでに言うと、オレの柏での所属も変わり「国際超強磁場科学研究施設」になっている。残念ながら写真はまだ無いがお見知り置きを。


2006/03/14(火)
原研でバミューダトライアングル発見

昨日の続きである。まずは電流を上げる前に波形を整形した。実際にやってみると負の電圧指令が出せない(柏では出来るようにする)とかシミュレーションよりも波形がなまるとかはあるが、そのような制限がある中でも波形がだいぶ台形に近づいた。3000Aの時の結果がこれ(写真)。コイルを見ていた松尾君からコイルが変形したと連絡が入り見に行ったが、確かにコイルの外側に巻いたガラステープに亀裂が入っていた。壊れたわけではなさそうだが、変形はしたようだ。

ところで、昨日、通電後のコイルの抵抗を測ろうとした時、LCRメーターが測定不能に陥った。ならばとテスターを持ってきたらメーターの針が変な位置にビヨーンと止まったままである。どうやら原因はサイリスタ盤とか直流リアクトルなどから出るノイズらしかったが、これってバミューダトライアングルと同じとちゃうん。船や飛行機が航行不能になって遭難するっちゅうアレやね。これまでこれ程のノイズ環境で測定をやった事がなかったので面食らったが、柏でやる時は考えないといかんやろう。さもなくば今度は柏キャンパスがバミューダトライアングル化してまうで。


2006/03/13(月)
通電試験

いよいよ予備実験の本番である。
目的は、「トロイダルコイル」ちゅう、ごっついコイルから我々のコイルに付け替えて1秒くらいのロングパルス磁場波形が出せるようにする事。また、将来コイルのデザインが変わっても対応できるように、自分たちで作った電圧指令パターンで制御する事。さらには電流を増やしながら発熱をモニターする事、などである。

で、今日はとりあえず実際に電流を流してみて、シミュレーション通りの波形が得られた(写真)。パルス幅は3秒くらいに伸びてるけどね。明日は指令パターンを変えて波形整形を行い、その後、電流を増やしていく予定。

途中、コイルに電流を流していないから良いかと思い、コイル抵抗を測りに行ったらこれが大きな間違いであった。端子に触れるならフライホイールの回転を止めてからや!と怒られた。ごもっとも。回転したままちゅうことはコンデンサーを充電した状態でコイルに触れているようなもんやと思えば危険である事は理解できる。恐るべしフライホイール電源。


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