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2005/05/13(金)
すっきりした
というわけで阪大強磁場電源復旧大作戦をしに来ております。

前から考えていたことを実行。
その1:充電抵抗がやっぱりおかしいかも知れない。これを確かめるためスタートに使っているものと入れ替えてやってみた。が、変化無し。
その2:高圧発生器がおかしいかも知れない。それならばと、高圧発生器をスタートと入れ替えてやってみた。が、変化無し。
その3:充電ケーブルがリークしているかも知れない。ケーブルを入れ替えてやってみた。が、変化無し。
その4:分かった、コンデンサーやコンデンサーに違いない。「なあ、吉居さん、コンデンサーがあかんかったら、ニチコン草津工場まで車で行って、コンデンサーをパクッて来いへんか?今日はドライブ日和やし。」とか言いながら入れ替えてやってみた。なんやーやっぱり変化無いやん。
その5:もしかしてスイッチの中が汚れててリークしてるんか?部屋を真っ暗にして充電して見た。するとスイッチのアクリルの胴体の上の方にチョロチョロ、チョロチョロっと青白いニョロニョロの様な電流が走っていた。「あっ、やっぱりここか」

人間とは弱いもので、オレは一番大変そうなところが悪いとは思いたくない心理が働き、他の直しやすい所のせいにしようとしていた。

マスターギャップスイッチを分解して、胴体部分を取り出し、アルコールできれいにふき取った。多分、銅が蒸着しているのか拭いても拭いてもキムワイプが銅色になった。最後の仕上げは、食器用洗剤だ。ピカピカにした胴体を元に戻し組み立てた。さあ、もう一度充電してみよう!結果は、10k、20k、30kそして、やったあー40kVまで行ったー。磁場も無事放電できた。

外していた他のバンクのケーブルもつなぎ直し、すべてのバンクが復活した。これで実験できるで、中川君。

長い間苦しんでいた便秘がすっかり治ってしまったようなさわやかな気分である。あーすっきりした。


2005/05/12(木)
講習会・講習会・講習会
今日はすごい日でした。
まず朝9:30から「研究者工作室講習会」で、こいつを受けとかんと研究者工作室が使えない。工作命のオレとしてはなんとしてでも受けなければ。終わったのが12:30で、次の「強磁場安全講習会」が13:00からなので昼飯を買いに生協へ。小嶋さんと会ったので「おすすめは?」と聞いたが、特に勧めるべき物は無いらしい。「どんどん質が落ちてますよ」らしい。とりあえず、焼きそばパンとカレーパンを買い、部屋に戻ってメールチェックしながら食べる。その後、「強磁場安全講習会」に出席、終了後ただちに第二会議室に移動して、「RI部局講習会」に出席。すべて終わったのが17:30でした。コーヒーを飲んで、c棟に行き、阪大の修理に使える充電抵抗は無いかなと探したが見つからず。部屋に戻って、QSS04のproceedingsの作業をしたり、F. R. de Boerにメールを出したりで今日は終わり。

明日から阪大で電源復旧作戦スタート。


2005/05/12(木)
安全運転でね
昨夜、いつものように東京行きのバスに乗った。出発を知らせるアナウンスが始まったが、運転手さん、何をしゃべっているか聞こえない。よく聞いてみるとしゃべってはいるのだが、すごく小さな声でボソボソ言っている。しゃべると言うよりはささやいているようだ。声が出ないのか?声を出す元気がないのか?いずれにしても安全運転で頼むでと、祈りながら帰った。

そういえばこの高速バスの運転手さんにはいろんな人がいる。昨日の人とは逆に歌うようなアナウンスをする運転手。「こぉのーバスはぁー、うえーのけいゆー、とーうきょーういきぃー・・」と伸ばすは溜めるはで、ええ声聞かしたろう、きっとカラオケ大好きやで、という感じ。これはこれでしゃべるのに気を取られて運転に集中できひんのとちゃうか?と不安である。

もっと直接的な恐怖を感じるような急発進、急停止を繰り返す運転もあるし、車体が壊れてるか?と思うほど振動する事もあり、これらは投書してでも会社に知らせんといかんのとちゃうか?と考えるほどである。

JR伊丹駅であの電車に乗らず、命拾いした人がいる。話を聞くと電車から降りてきたおばちゃんが、「お姉ちゃん、この運転手へたやから乗るの止めとき」と止めてくれたそうである。そのお姉ちゃんは命の恩人にお礼を言いたいと探しているそうだがおばちゃんは見つかっていない。友人たちは「それは、神様が助けてくださったのよ。あなたしか見えなかったんじゃない。」と言っているそうだが、それは認識不足である。大阪のおばちゃんならそれくらいのことは言うし、するだろう。しかし、この行動は重要である。やはり危険を感じるようなバスの運転手は会社に知らせるべきだろう。そういえば、JRバスやなあ。

最近、女性のバスの運転手もよく見かけるようになった。乗る回数はまだ少ないが、女性の運転手だと運転が優しいような気がする。たぶん。


2005/05/12(木)
さわやか県民プラザ
昨日のお昼、さわやか県民プラザで昼飯を食った。最初キャンパスのカフェテリアで食べようかと立ち寄ったのだが、結構いっぱいに席がうまっていた。それならちょっと散歩のつもりでと足をのばした。ランチバイキング880円。ご飯もおかずもドリンクもおかわり自由。しかし、こいつが良くなかった。調子に乗って久しぶりに食い過ぎた。ポテトサラダ、チャーハン、麻婆豆腐、コロッケ、ミンチカツ、肉じゃが、カレー、みそ汁、アイスクリーム、アイスコーヒー、あかん、書いてて気持ち悪くなってきた。ご飯自体に文句は無いが、おなかがいっぱいすぎて、ぜんぜんさわやかでない気分でさわやか県民プラザをあとにした。おかげで昨夜は晩飯抜き。


2005/05/11(水)
旋盤が欲しい
最近は朝が早くて快適である。今朝は6時14分に東京駅を出て、研究所に着いたのが7時20分くらい。快適である。

もともと若い時は常に眠たかった。自慢にはならないが大学院生の頃、神戸大に遊びに行き、本河先生と話をしながら居眠りをした経験もある。年を取るとは恐ろしい物で、よくもまあ早起きが出来る事やなあと驚いている。

早く来てもデスクワークではもったいないのだが、尻に火がついていては贅沢は言えない。黙々と昨日の続きを片づける、片づける、片づける。

その合間に、息抜きでもないが、研究室の皆と話をしていると足りない物を揃えようという事になる。昨日も書いたが、工作室のスペーサーが完璧にできあがってきた。そうなると、材料のFRPを入手しないといけない。こいつの手配を松尾君と決めた。

そしてどうしても欲しいのが旋盤である。マグネット作りには、旋盤、フライス盤、ボール盤が三種の神器である。なかでも実験棟にある旋盤はちょっとイケてない。しっかりした物が欲しいのだが、昔、科研費で買ったのが意外に高い。そもそも旋盤はあるのを使うのがせいぜいで、どの機種が自分の工作に適しているかまで考えた事がないから、大変困った。


2005/05/10(火)
ニセ教授
というわけで柏です

阪大で楽しく過ごしてきましたので、デスクワークがいっぱいたまっておりました。覚悟してきたので、片づける事に。

オレなんかニセ教授やからこの手の仕事は少ない方やと思うんやけど、あかんわ、苦手や。こんなんバリバリこなせる本物の教授は偉いわ。

うれしい知らせもあった。工作室で作ってもらえたスペーサーの試作品を松尾君が見せてくれた。まだピッチが一定しないので試行錯誤が続くとの事。でも、良い出来ですぐに使えそうに見える。これは期待できるで。


2005/05/09(月)
電源は直らず
本日も阪大

やりたいことは二つ。内コイルの仕上げと電源の修理である。

朝から電源に手を突っ込む。土曜日にはずした充電抵抗を取り付け、使っていないトリガーケーブルをはずし、マスター充電用ケーブルを取り回し、電流がリークしそうな場所をチェックした上でメインの充放電を試みた。結果は金曜日の夜に見られた状態と同じであった。むしろ徐々に充電電圧が上がらなくなってきている。お昼になったので、ここで中断。

昼からは内コイルにザイロンを巻いた。ようやく川内君に会えたので、「午前中は何をしてたん?」と聞いたらすごく心外そうな顔をして「普通に銀行とか行って金策してました」とおっしゃる。それは普通やないやろ。普通と言うのは、普通に授業を受けてました、とか普通に実験をしてました、というのが普通であろう。朝、普通の時間に起きてはいたが、銀行に行っていた、と言いたかったのだろうが、これでは通じんな。なんて事を考えながらもコイルは着々と完成に近づき、3時前には普通に終わっていた。

もう一度センターに戻り、朝の続き。やってる内に、選択するバンクによってマスターのとび方が異なる様な振る舞いが見られる。これは直面している問題とは関係が無いだろうが、重大な問題である。いろいろ問題が出てくるなあ。とりあえず、今の問題は直流電圧発生器内部でリーク電流があるのか、異常がないように見える充電抵抗の値が本当は落ちていて、電圧が出ないかのどちらかであろうと見ている。ここまでで時間切れとなってしまったのだが、スタート側の電圧は正常に見えるのだから、クローバ側と入れ替えてチェックすれば良かったのだ。気づくのが遅かった、残念。

修理の続きをいつやるかが問題だ。今週は中川君が実験を予定していたらしいので何とかしておきたかったのだが・・・。


2005/05/07(土)
あかん、分からん
で、昨日の続きをやりに来ています。

とりあえず、コイルを含浸容器から取り出し余分な樹脂や接着剤を剥がし、整形を待つだけの状態にした。月曜日に整形してもらいザイロンを巻けば完成。

次に、マスターギャップの付近を見るため電源の側板を開ける。これだけでも2m×2m×1mくらいの大きさである。やはり明らかな異常は見つけられない。マスターギャップの充電抵抗をはずして抵抗値を測っても異常なし。ということは、直流電圧発生器からマスターギャップまで来ているケーブルということか?おいおい10mくらいあるぞ。ラックの上で絡んでるぞ。それに、これって特注やから替わりのケーブルが無いし。

まあ考えててもしゃあないので続きは月曜日やな


2005/05/06(金)
電源その2
どうやらまずい事になってきた。

実験を見ていてなーんかおかしい。充電にこんな時間かかったか?あれ?ダイアルはこの位置か?するとこのマジックの跡は何?と頭の上に???マークをいっぱい出しながらあちこち見て回っていると、ついに発見した。

マスターギャップの充電電圧である。表示はゆっくり上昇し低いままなのだが、充電に使う直流電圧発生器のメーターは50kVいっぱいから振り切れんばかりなのであった。

充電抵抗をチェックするか。


2005/05/06(金)
コンデンサー電源
今日は阪大

朝来たら、川内君がコーヒーをいれて待っててくれた!感動した!今日は(今日も?)気合いが入ってるな、と朝イチで新館に移動。内コイルの4〜8層目を我々が巻き、外コイルの整形を谷口さんが並行に進めてくれる。内コイルは昼前に巻き終わり、外コイルの仕上げにかかる。内側にカプトンシートを入れたため外径がぎりぎりであった。その割にはすんなりと補強リングに冷やしバメが出来た。

作業のあと、センターで西川君が実験するのを横で聞いていると明らかにコンデンサー電源の調子が良くない。マスターギャップの電圧等の値が異常である。少し手を加えて動作は改善されたが、数値はおかしい。

動作の不良は昨年から起きており、原因を見つけたいのだがオレの移動が重なり時間がなかった。トラブルを恐れながら実験しなくても良いように直したい。時間があるときにマスターギャップのケーブルを一本ずつはずしてチェックしたら不良個所が分かると思うのだが?それはやったような気もするし。

残念なのは昨年ニチコンにお願いしたオーバーホール後も動作不良は直らなかったこと。そして、その事をニチコンに報告しても「よっしゃ、なんとかしたろ」という雰囲気では無いことである。症状を聞いて、怪しい箇所を指摘してくれるだけでもありがたいのだが・・・。

などと考えている内に晩になり、内コイルの真空引きが出来たのでエポキシの含浸を行った。月曜日にはザイロンを巻いて東京に戻りたいので、明日は圧力容器から取り出して準備をするか。

GW明けで色々と迫り来る仕事を背後に感じながらの一日であった。


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